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学生平和意識調査

2014年度調査結果

1994年から開始した「学生平和意識調査」。広島市で開催された「94年アジア競技大会」を前に、アジア留学生へ平和調査をおこなったことがきっかけでした。以来、日本人学生へ、中国地方全体へと広げ、今回で第19回目を迎えました。

調査日:2014年6月1日~7月13日/対象者:中国地方の大学に通う学生/方法:対面式/配布枚数1,500枚、回収枚数1,168枚(回収率78%)/性別:男性724名(62%)、女性444名(38%)、計1,168名/出身地:広島397名(34%)、岡山212名(18%)、山口87名(7%)、鳥取46名(4%)、島根61名(5%)、その他298名(26%)、無回答67名(6%)

    あなたは今までに、戦争についての話を家族(祖父母・親戚)から聞いたことがありますか?

    • はい
    • いいえ
    • 無回答

    2012年調査より「はい」が10%も低下。戦争体験者の減少により、家族間だけでは継承するのに限界があると思われます。

    第2次世界大戦中に、原子爆弾(原爆)が広島・長崎に投下されました。広島・長崎に原爆が投下された日はいつですか?

    広島

    1945年
    8月6日が正答

    長崎

    1945年
    8月9日が正答

    • 正答
    • 誤答
    • 無回答

    3人に1人は誤答、または無回答という実態が浮かび上がってきました。過去3年で最も正答率が低くなりました。
    長崎への投下日は、広島より正答率が低く、意識の差が浮き彫りになりました。

    あなたは、広島・長崎への原爆投下に対して
    どのように考えていますか?

    • 許せない
    • どちらとも言えない
    • やむをえなかった
    • 正当であった
    • 無回答

    「どちらとも言えない」が35%。3人に1人は消極的賛成をしているとも取れるので、「核兵器の非人道性」をさらに訴える必要があります。

    あなたは広島や長崎の原爆資料館や死没者祈念館に訪れたことがありますか?

    • 両方ある
    • 広島だけある
    • 長崎だけある
    • 両方ともない
    • 無回答

    中国地方の学生を対象としたため、広島原爆資料館を訪れた学生は81%いました。修学旅行や平和研修の影響と思われます。

    あなたは被爆者から直接、被爆体験を聞いたことがありますか?

    • ある
    • あるが記憶にあまりない
    • ない
    • 無回答

    「ない」が24%。4人に1人は触れていない実態です。今後、ますます被爆体験離れが懸念されます。

    現在、被爆体験を聞く会や被爆体験集の発刊など、様々な取り組みが行われていますが、そういった取り組みを通し、平和への機運は高まると思いますか?

    • 全ての年代において高まる
    • 青年世代において高まる
    • 関わった人のみ高まる
    • 高まらない
    • 無回答

    「関わった人のみ」が46%。だからこそ、平和運動に関わる機会を増やし、青年の「無関心の壁」を打ち破ることが重要と考えます。

    あなたは、核兵器の存在についてどのように考えますか?

    • 自国(同盟国)の存亡に関わる状況下で、自衛のための最終手段としてのみ認める
    • いかなる場合も認めない
    • その他
    • 無回答

    学生の67%が核兵器はどんな状況でも使用を認めないとする一方、25%は自国の防衛なら認めるという実態が浮かび上がってきました。

    今後・戦争・紛争で核兵器の使用がありうると思いますか?

    • 必ずあると思う
    • ありうると思う
    • おそらくないと思う
    • 絶対にないと思う
    • 無回答

    7割近い学生が、世界での核使用への懸念と不安を抱いていることもわかりました。

    核兵器は現在、地球上におよそいくつ存在すると思いますか?

    約7000発
    約1万7000発
    約5万7000発
    約10万7000発
    分からない
    無回答

    約1万7000発が正解。その後、最新の調査では、1万5850発とされています(2015年6月、ストックホルム国際平和研究所)
    核兵器という名の「悪魔」は、この世に1発でもあってはなりません。

    核兵器は廃絶可能と思いますか?

    核廃絶は可能
    核軍縮は可能
    核軍縮すら不可能
    わからない
    無回答

    「核廃絶または核軍縮は可能」と考えている学生は7割近くいます。
    この青年の声に、核保有国の指導者は耳を傾けるべきと考えます。

    あなたは、平和に貢献する行動をしていますか。
    また、あなたが思う平和に貢献する行動とは何ですか?

    • 行動している
    • 行動したいと思うが、できていない
    • 行動しても無意味
    • 無回答

    「行動している」と「行動しても無意味」が拮抗。一人一人が「具体的な平和行動」を促したり、無関心から脱却する挑戦が必要です。

    本年4月、広島で非核保有国12ヵ国による「軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)」外相会合が開催され、各国首脳が原爆ドームや広島平和記念資料館などを訪れることで被爆の実相を胸に刻みました。こうした流れを青年世代に広げるために、各国の青年、特に学生世代が被爆地を訪問することは、今後必要だと思いますか?

    • 絶対に必要だと思う
    • 可能な限り、必要だと思う
    • あまり必要でないと思う
    • 必要ない
    • 無回答

    「必要」と考える学生は75%も。核兵器のない未来を考えるため、広島ほどふさわしい場所はありません。

    2014年度調査結果(PDF)