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学生平和意識調査

2013年度調査結果

1994年から開始した「学生平和意識調査」。広島市で開催された「94年アジア競技大会」を前に、アジア留学生へ平和調査をおこなったことがきっかけでした。以来、日本人学生へ、中国地方全体へと広げ、今回で第18回目を迎えました。

調査日:2013年4月8日~5月26日/対象者:中国地方の大学に通う学生/方法:対面式/配布枚数1,500枚、回収枚数1,047枚(回収率70%)/性別:男性649名(63%)、女性384名(37%)、無回答2名(0.2%)、計1,035名/出身地:広島350名(34%)、岡山110名(11%)、山口155名(15%)、鳥取43名(4%)、島根77名(7%)、その他268名(26%)、無回答32名(3%)

    あなたは今までに、戦争についての話を家族(祖父母・親戚)から聞いたことがありますか?

    • はい
    • いいえ
    • 無回答

    2012年調査より「はい」が5%低下。戦争体験者の減少により、家族間だけでは継承するのに限界があると思われます。

    第2次世界大戦中に、原子爆弾(原爆)が広島・長崎に投下されました。広島・長崎に原爆が投下された日はいつですか?

    広島

    1945年
    8月6日が正答

    長崎

    1945年
    8月9日が正答

    • 正答
    • 誤答
    • 無回答

    3人に1人は誤答、または無回答という実態が浮かび上がってきました。
    長崎への投下日は、広島より正答率が低く、意識の差が浮き彫りになりました。

    あなたは、広島・長崎への原爆投下に対して
    どのように考えていますか?

    • 許せない
    • どちらとも言えない
    • やむをえなかった
    • 正当であった
    • 無回答

    「どちらとも言えない」が35%。3人に1人は消極的賛成をしているとも取れるので、「核兵器の非人道性」をさらに訴える必要があります。

    あなたは広島・長崎の原爆資料館や死没者祈念館に訪れたことがありますか?

    • 両方ある
    • 広島だけある
    • 長崎だけある
    • 両方ともない
    • 無回答

    中国地方の学生を対象としたため、広島原爆資料館を訪れた学生は79%いました。修学旅行や平和研修の影響と思われます。

    あなたは被爆者から直接、被爆体験を聞いたことがありますか?

    • ある
    • あるが記憶にあまりない
    • ない
    • 無回答

    「ない」が26%。4人に1人は体験を聞く機会に触れていない実態です。今後、ますます被爆体験の風化が懸念されます。

    あなたは、核兵器の存在についてどのように考えますか?

    • 自国(同盟国)の存亡に関わる状況下で、自衛のための最終手段としてのみ認める
    • いかなる場合も認めない
    • その他
    • 無回答

    学生の63%が核兵器はどんな状況でも使用を認めないとする一方、29%は自国の防衛なら認めるという実態が浮かび上がってきました。

    今後、戦争・紛争で核兵器の使用がありうると思いますか?

    • 必ずあると思う
    • ありうると思う
    • ないと思う
    • 絶対にないと思う
    • 無回答

    7割近い学生が、世界での核使用への懸念と、不安を抱いていることもわかりました。

    東日本大震災が発生してより2年が経過しましたが、福島第一原発の停電事故など原子力発電所の問題は未だに続いております。あなたは日本の原子力発電を、今後どうしたらよいと思いますか?

    • 増やすほうがよい
    • 現状のままにとどめる
    • 減らすほうがよい
    • 廃止すべき
    • 無回答

    「現状維持派」と「削減派」は、学生間では拮抗しているようです。

    核兵器は廃絶可能と思いますか?

    核廃絶は可能
    核軍縮は可能
    核軍縮すら不可能
    わからない
    無回答

    「核廃絶または核軍縮は可能」と考えている学生は7割近くいます。
    世界の指導者は、この青年の声を大事にしなければなりません。

    あなたは、平和に貢献する行動をしていますか。
    また、あなたが思う平和に貢献する行動とは何ですか?

    • 行動している
    • 行動したいと思うが、できていない
    • 行動しても無意味
    • 無回答

    12%が「行動しても無意味」と。一人一人が「具体的な平和行動」を促したり、無関心から脱却する挑戦が必要です。

    10、20代の若い世代が平和への意識を高めていくことにより、核兵器廃絶に向けての国際世論が高まると思いますか?

    • 高まると思う
    • 高まらないと思う
    • わからない
    • 無回答

    60%が「高まる」と。今後も毎年「対面式」で調査を継続し、若い世代への意識啓発に貢献したいと考えます。

    あなたが今後、平和について考え深めていくきっかけとするならば、以下のどれを選びますか?

    テレビ
    インターネット
    新聞
    被爆者の体験談などの講演会
    学校の授業

    時代の変化とともに、被爆証言や授業で人を通して学ぶ機会が減少しています。インターネットの平和対策を深めるとともに、やはり「人を介する平和学習」も大事にしていきたいものです。

    各国の首脳、識者が広島を訪れることにより核兵器廃絶に向けての国際世論が高まると思いますか?
    また、そう思う理由をお書き下さい。

    • 高まると思う
    • 高まらないと思う
    • わからない
    • 無回答

    「高まらない」と「わからない」を合わせると55%。広島を訪問する「意味」を若い世代と共に考え、浸透させていく努力が必要です。

    2013年度調査結果(PDF)