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学生平和意識調査

2012年度調査結果

1994年から開始した「学生平和意識調査」。広島市で開催された「94年アジア競技大会」を前に、アジア留学生へ平和調査をおこなったことがきっかけでした。以来、日本人学生へ、中国地方全体へと広げ、今回で第17回目を迎えました。

調査日:2012年4月1日~5月20日/対象者:中国地方の大学に通う学生/方法:対面式/配布枚数3,000枚、回収枚数2,294枚(回収率76%)/性別:男性1,355名(59%)、女性938名(41%)、計2,293名/出身地:広島739名(32%)、岡山334名(15%)、山口279名(12%)、鳥取57名(2%)、島根122名(5%)、その他714名(31%)、無回答48名(2%)

    あなたは今までに、戦争についての話を家族(祖父母・親戚)から聞いたことがありますか?

    • はい
    • いいえ
    • 無回答

    戦後67年が経過していても、7割以上の学生が家族から戦争体験を聞いたことがあるとのことでした。

    第2次世界大戦中に、原子爆弾(原爆)が広島・長崎に投下されました。広島・長崎に原爆が投下された日はいつですか?

    広島

    1945年
    8月6日が正答

    長崎

    1945年
    8月9日が正答

    • 正答
    • 誤答
    • 無回答

    3人に1人は誤答、または無回答という実態が浮かび上がってきました。
    長崎への投下日は、広島より正答率が低く、意識の差が浮き彫りになりました。

    あなたは、広島・長崎への原爆投下に対して
    どのように考えていますか?

    • 許せない
    • どちらとも言えない
    • やむをえなかった
    • 正当であった
    • 無回答

    「どちらとも言えない」が40%。学生の中にも「迷い」や「どっちもどっち」があるのかもしれません。

    あなたは広島・長崎の原爆資料館や死没者祈念館に訪れたことがありますか?

    • 両方ある
    • 広島だけある
    • 長崎だけある
    • 両方ともない
    • 無回答

    中国地方の学生を対象としたため、広島原爆資料館を訪れた学生は76%いました。修学旅行や平和研修の影響と思われます。

    あなたは被爆者から直接、被爆体験を聞いたことがありますか?

    • ある
    • あるが記憶にあまりない
    • ない

    「ない」が27%。4人に1人は体験を聞く機会に触れていない実態です。今後、ますます被爆体験の風化が懸念されます。

    あなたは、核兵器の存在についてどのように考えますか?

    • 自国(同盟国)の存亡に関わる状況下で、自衛のための最終手段としてのみ認める
    • いかなる場合も認めない
    • その他
    • 無回答

    学生の64%が核兵器はどんな状況でも使用を認めないとする一方、29%は防衛なら認めるという実態が浮かび上がってきました。

    今後、戦争・紛争で核兵器の使用がありうると思いますか?

    • 必ずあると思う
    • ありうると思う
    • ないと思う
    • 絶対にないと思う
    • 無回答

    7割近い学生が、世界での核使用への懸念と、不安を抱いていることもわかりました。

    【前問の答えに対し】核兵器の使用の可能性について、なぜそのように思われますか?

    「必ずあると思う」「ありうると思う」

    • 保有国があるから。
    • 核実験、核開発が続けられているから
    • 最も強い兵器だから
    • 戦争が起こっているし、これからも起こるから
    • 抑止力になっているから
    • 歴史は繰り返されるから

    「ないと思う」「絶対にないと思う」

    • 地球、人間が滅んでしまうから
    • 核兵器廃絶への世論が高まっているから
    • 使用されないと信じているから
    • 怖いし、危ないから

    東日本大震災が発生してより1年が経過しましたが、福島第一原発の停電事故など原子力発電所の問題は未だに続いております。あなたは日本の原子力発電を、今後どうしたらよいと思いますか?

    • 増やすほうがよい
    • 現状のままにとどめる
    • 減らすほうがよい
    • 廃止すべき
    • 無回答

    「現状維持派」と「削減派」は、学生間では拮抗しているようです。

    あなたは、平和に貢献する行動をしていますか?

    • 行動している
    • 行動したいと思うが、できていない
    • 行動しても無意味
    • 無回答

    平和を求める学生は多いため、周囲が「具体的な平和行動」を促したり、無関心から脱却する挑戦が必要です。

    一昨年に初めて米代表としてジョン・ルース駐日大使が8月6日「平和記念式典」に出席し、昨年はジェームス・ズムワルト駐日首席公使が出席しています。参列国は一昨年、過去最多の74ヵ国。出席した各国の大使は被爆者の証言に「心動かされた」とコメントを述べるなどしていますが、あなたは、こうした各国の首脳、識者が広島を訪れることについてどう思いますか?

    • 広島を訪れることによって、核兵器廃絶に向けての国際世論が高まると思う
    • 広島を訪れても、核兵器廃絶に向けての国際世論は高まらないと思う
    • わからない
    • その他
    • 無回答

    広島訪問を望む声が半数以上ある一方、「わからない」学生が21%。広島を訪問する「意味」を若い世代と共に考え、浸透させていく努力が必要です。

    あなたが思う「平和」とは何ですか?ご自由にお書きください。(複数回答可)

    戦争が起きないこと、核兵器がないこと
    差別がなく、みなが笑顔で、
    幸せな生活を送られること
    今の生活、普通の暮らし
    衣食住が揃っている
    豊かであり、安心して暮らせる
    目の前の一人や隣人を大切にする

    2012年度調査結果(PDF)