ヘイワンの被爆樹木シリーズ 第1回
2022/11/18
こんにちは!ヘイワンだワン!だんだん寒くなってきたけど、元気かな?
みんなは、被爆樹木を知っているかな?
被爆樹木とは、原爆による被害を受けても、なお今も生き続けている樹木のことをいうんだワン。爆心地から2キロメートル以内にあった樹木の内、その約50パーセントが幹を倒されてしまったそうなんだ。悲惨な状況を生き抜いた被爆樹木は、現在も、爆心地から約2キロメートル圏内に約160本あるんだ!
これから、広島にある被爆樹木を、ちょっとずつ紹介していくワン!今回は、広島城にある被爆樹木について紹介するワン!

◆ユーカリ
場所:広島城二の丸跡
(爆心地からの距離:740m)
この木は、樹高10m、幹周2.75mの大きな木。被爆2ヶ月後に撮られた写真では、ほぼ焼け落ちて電柱のような姿になっていたみたい。今では葉を青々と茂らせていて、元気な姿を見せてくれているよ。被爆して生き残っているユーカリはこの木だけなんだワン。

◆マルバヤナギ
場所:広島城二の丸跡
(爆心地からの距離:740m)
この木は被爆による傷が原因で、幹が空洞になっているよ。今も樹木医に治療を受けながら、生き続けているんだ。被爆して生き残っているマルバヤナギはこの木だけなんだワン。

◆クロガネモチ
場所:広島城跡
(爆心地からの距離:910m)
1894年の日清戦争開戦後、広島城内に大本営が置かれていたんだ。このクロガネモチは、大本営前の庭園に植えられていたそうで、現在は原爆に耐えた3本が生き残っているそうだワン。

◆クスノキ
場所:堀北端、RCC北西側
(爆心地からの距離:1,120m)
この木は、広島城の方に向かって曲がっているよ。原爆の影響を受けて爆心地側に傷を受けた樹木が多い中で、この木は当時、直ぐそばに合った広島陸軍幼年学校の建物火災の火が燃え移ったことによって、爆心地とは反対側に傷が残ったと言われているそうだワン。
「75年は草木も生えない」。そう言われた広島で再び芽を出した被爆樹木は、きっと生き残った人たちに希望を与えたと思うワン。これらの被爆樹木から、僕たちは戦争の悲惨さを知り、そして平和の尊さを教えてもらっているね。これからも元気に生き続けてほしいワン。