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「きのこ会オンライン総会」が開催

2021/08/22

 

 母親の胎内で被爆し、重い障害を負って生まれた「原爆小頭症」の被爆者たちの誕生を祝う「きのこ会総会」が、8月22日オンラインで開催されました。今回が初めてのオンラインということもあり、創価学会は同会からの要請を受けてZOOM運営サポートをおこないました。

 原爆小頭症は、妊娠早期の胎児が強力な放射線を浴びたことによって起こる障害です。頭が小さいことが特徴で、多くの方が脳や体に障害を負っています。

「20歳まで生きられない」と言われていた小頭症被爆者の会員14人が75歳を迎えたことを祝い、はじめに記念撮影。小頭症の4人は、それぞれが近況を語り、久しぶりの「再会」に笑顔が広がりました。

 また昨年の総会以降に亡くなった吉本トミエさんと坂本裕さんの遺影が置かれ、参加者で黙とうを実施。

 坂本さんの次男で介護福祉士の裕二さん(47)=広島市西区=は「やさしい父で左官の仕事を一生懸命やって育ててくれました。この会に来るのが生きがいでした」と偲びました。

 小頭症被爆者や、その家族お一人お一人に丁寧に寄り添い、歩みを進める「きのこ会」を私たちは今後もサポートして参ります。