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オンライン被爆証言会イン広島を開催しました

2021/07/18

7月18日、創価学会青年部主催で、被爆証言会をオンラインで開催しました。

講師の深田利幸さんは、ご自身で描かれた絵とともに、被爆証言を語ってくださいました。

深田さんは、7歳の時、爆心地から2.5kmで被爆。体中に傷を負いました。

被爆から一カ月後、幼い弟を亡くしました。

戦後の混乱の中、両親、兄妹と共に生き抜いてこられました。

絵はすべて深田利幸さん作

高校卒業後、印刷会社に就職し、27歳でグラフィックデザイナーとして独立。展示会などでも、平和の心を表現した作品を披露するなど、草の根の平和運動を展開されてきました。

83歳になる現在も、デザイン会社の代表を務めるなど第一線で活躍されています。

深田さんは、こうした体験を通し、青年に対し、人間の「生命の強さ」を創価の哲学から学び、平和な世界を築いて欲しいと呼びかけました。

参加者のアンケートで「私たちの年代は、戦争を経験していないけど、戦争の悲惨さや戦争がいかに悲しい、つらいことかということを後の世代に伝えていかなければならないと思いました。」(東京・10代)という感想が寄せられるなど、広島県外に住む方や被爆体験を初めて聞く方から、多くの反響がありました。

今回の証言会は、被爆者の方から直接お話を伺える貴重な機会となりました。

深田さんの体験は、昨年、被爆75年に発刊された、被爆・戦争体験証言集『75ー未来へつなぐヒロシマの心』にも掲載されています。