ヘイワッシーの史跡シリーズ⑬レストハウス
2020/10/29

みんな、久しぶりじゃのう。
最近急に寒くなってきたが、元気にしとるかね?ヘイワッシーじゃよ。
広島に残っとる被爆建物とかを紹介していく「史跡巡りシリーズ」。
第13回目は「平和記念公園レストハウス」じゃ。
今年7月にリニューアルしたことで話題になったのぅ。
この建物は、1929年(昭和4年)に大正屋呉服店として建設されたんじゃ。当時は木造家屋が多かったけぇ、鉄筋コンクリート造のモダンな外観は町のシンボルだったんじゃよ。
屋上からは市内も一望できてワシも好きな場所だったんじゃが、戦争が始まって呉服店は閉鎖されてしまったんじゃ。
爆心地からわずか170メートルにあったこの建物は、原爆によって屋根は押しつぶされ、地下室以外は全焼。内部も破損したんじゃが、爆心地側に開口部がほとんどない強い建物だったからか、基本的な形態はとどめることができたんじゃ。
あの日、37人がこの建物の中で勤務しとったが、たまたま地下室に書類を取りに行っていた1人を除いて、全員亡くなったんじゃよ。
戦後、取り壊すかどうかの議論もあったが、平和記念公園の中で被爆前の面影を残す唯一の場所として、現在も大切に保存されとるんじゃ。
リニューアル後は、1階は観光案内や特産品の販売、2階は休憩・喫茶ホールになっとる。地下1階と3階には展示コーナーがあり、被爆による損傷跡や被爆体験にふれて、被爆の実相や中島地区の歴史も学べるぞ。





みんなも平和記念公園に行った時は、勉強になるけぇ一回立ち寄ってみんさい。

平和記念公園レストハウス
〒730-0811 広島市中区中島町1番1号