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桜の「つぼみ」は、いつできる?

2020/03/25

桜の「つぼみ」は、いつできる?


各地で桜の開花宣言。広島でも今月下旬には満開の桜が見頃を迎える季節となりました。

ところで、春に花咲く桜の「つぼみ」は、いつできるのか、知っていますか?

 

(A) 花が咲く春のはじめ
(B) 前年の夏
(C) 前年の秋
(D) 花が咲く前の冬の間

 

答えは、『(B)前年の夏』。

つぼみのもとである「花芽」は、夏までに形成され、秋には、いったん「休眠」状態に入ります。この「花芽」が眠りから覚め、開花へ向けて本格的に生長を開始するには、冬の寒さに、さらされなければなりません。

冬の低温が刺激となり、「花芽」の生長を促します。そして眠りから覚めた「花芽」は、早春の気温上昇とともに、さらに膨らみ、やがて開花していきます。

春のわずかなひとときに美しく花開くために、桜は前年の夏から準備をし、「厳しき冬」があって「春の開花」を迎えることができます。

 

かつて、ある桜守が語りました。「桜は、敢えて寒さを受け入れて開花の力に変える。冬は耐えるというより、一人戦う季節なんです」

 

現在、世界中で、新型コロナウィルス感染症が猛威を振るっています。

人類がかつてないほど巨大な見えざる敵と戦ういま、ただですら「不安」や「猜疑心」が私たちの心を侵食してきます。

冬の間にこそ、どう準備をし、どれほど充実した時を過ごすか。必ず来る春を確信し、どう深く生きるか――そこに人類にしかできない英知の輝きがあると信じます。
春の桜を見上げつつ、コロナ感染の終息が訪れるその日まで、周りの人を励まし、希望を持って前進していきたいものです。