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読書の秋

2019/09/26

読書の秋


辞書で「読書の秋」を調べてみると、「読書に適しているとされる季節」とあります。

なぜ読書に適しているかと言うと、昼の時間が長い夏に比べ、夜が長くなってくるからだそうです。

地球の自転の関係で、昼と夜の長さは、季節によって異なります。

夏至(6月21日頃)は1年で最も昼が長く、立秋(8月7日頃)を過ぎて、秋分(9月23日頃)も終わりを告げると、夜7時には、もう真っ暗ですよね。

 

実は、「秋の夜長はやっぱり読書」というイメージは、古代中国の人物の漢詩がモチーフになっているようです。

そのモチーフになった漢詩とは、8世紀の中国の韓愈(かんゆ)という文人が書いた「符読書城南詩」という詩。

この「符読書城南詩」は学問をすることの大切さを詠んだ詩で、この中に「灯火稍(ようや)く親しむべく/簡編卷舒(けんじょ)すべし」という節があります。

意味は、この直前の節と合わせて、「涼しい秋になったので、ようやく灯火の下で読書を楽しめる」というようなことです。

 

火を灯すのは暗くなった夜ですから、この韓愈さんの詩が、「読書の秋」=「秋の夜長は読書」のイメージの由来になったと言われているようです。

 

秋の夜長は、束の間でもスマホやテレビから離れて、心ふるわてくれる一書に出逢いたい――そう思う今日この頃です。