6月23日は「沖縄慰霊の日」
2017/06/22
6月23日は沖縄慰霊の日。毎年、沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で「沖縄全戦没者追悼式」が行われます。
1945年4月1日、アメリカ軍の沖縄本島上陸によって本格的に開始された沖縄戦は、
第32軍司令部の責任者が自決した日をもって組織的戦闘が終結したとされており、
アメリカ施政権下の琉球政府及び沖縄県が定めた記念日が「6月23日」です。
数年前に沖縄を訪れた時、壕や山野に眠る沖縄戦戦没者の遺骨収集をすることにより、
沖縄戦戦没者の慰霊と沖縄戦の実相を考え、次の世代の平和をつなげることを目的とした
「沖縄戦遺骨収集ボランティア『ガマフヤー』」の方の案内で、遺骨収集現場に行かせて頂いたことがありました。
沖縄戦により、山中の土の中に埋もれている遺骨を初めて目の当たりした私は思わずグッと息をのみ、胸の前で手を合わせました。
書物やインターネットで、知識・情報を得ることはできますが、その場に行かないと学べないことはあまりにも多い。
まさに百聞は一見にしかず。現地の方々の話をかがうと
「2度と同じ惨劇を繰り返してはならない」
「歴史を風化させてはならない」
との声をたくさんうかがいました。
戦争・核兵器の惨劇を直接受けた広島や長崎に住む人々にも共通の“思い”が脈打っています。
まもなく迎える72回目の「8・6」――。
広島に住む私たちも、同じ“思い”を共有し“思い”を次世代に引き継ぎながら、私たちに今、何ができるのか?と常に問いかけながら、世界平和への歩みを進み続けてまいりたいと思います。

