冬は必ず春となる
2016/04/08
この季節、道を歩けば、やさしい色が目に飛び込んできます。
桃色、白、黄色、オレンジ、空色…。心もどこかふわっと優しくなりませんか。
暖かくなった風に誘われるように、厳しい冬を耐え抜いて、太陽に向かって咲き乱れている花々に、心奪われてしまうのは私だけではないはず。
「ウィンターイズオーバー、スプリングハズカム!」冬は去り、春が来た!思わずそう叫んでしまいそうです。
人生においても「冬」の時期があります。
現実が辛く厳しい時、気持ちが落ち込み、先が見えなくて、そんなときがずっと続くように思えるもの。
私にもそんな時期がありました。でも、違いました。
冬は永遠には続かないものです。必ず春がめぐりくる。
そして、冬を知っているからこそ、春がどれほど暖かく、うれしいものかがわかります。
いつもそこにある「優しさ」に気づいて、勇気を、希望をもらいました。
かつて賢人は綴りました。「冬は必ず春となる。いまだ聞いたことも見たこともない。冬が秋にもどることを」
最も苦労した人が必ず幸福になる――信じている人には必ず「春」がくる、と。
ふと道ゆく人々に目を移すと、その装いもやさしい色合いに。
それは、その人の心も優しくなっているからかもしれません。
誰もが優しく柔らかな心をもっていれば、その分、一人一人に訪れる「春」も近くなると信じます。
身近なところに感じる春、そこかしこに訪れている春を見逃さなければ、心も変わります。
ほら、あなたの心にも!