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平和のための広島学講座

アリアス氏講演

概要

小溝泰義氏講演 2015年5月 広島平和文化センター理事長 小溝泰義氏講演
(ホテル広島ガーデンパレスで)

1970年代から平和・文化・教育に関する講演・講座を行ってきた広島創価学会。「平和の心・ヒロシマの心を後世に残していきたい――」との強い思いから、1989年より“広島学講座”をスタートしました。青年が企画・運営をする伝統の連続平和講座となり、各界の識者が青年のために、そして未来のために講演を行っています。

被爆体験はもちろんのこと、文化がもたらす人間性への問い掛けから、世界の識者が語るグローバルな話題にまで多岐にわたるテーマで講演が行われ、あらゆる角度から平和の心を発信し続けています。

開催報告


第172回広島学講座が2月8日、広島池田平和記念会館で開催され、国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所の隈元美穂子所長が「平和拠点・ヒロシマの持つ使命~平和のための人材育成~」と題して講演しました。

同事務所は、「平和拠点」としての特徴を生かし、平和構築のための教育・研修を行っています。

隈元所長は、貧困や紛争が続く南スーダンの現状を報告。

欧米はじめ、国際情勢が大きく変わる中で、広島がぶれずに平和のメッセージを発信し続けることが大切だと強調。

特に若い世代の意志や考え方がさらに重要になると述べ、青年部に期待を寄せました。

過去に開催された講座

ロートブラット氏講演 青年らを前に「核なき世界の実現を」と訴えた
(広島池田平和記念会館で)

1995年7月、「核兵器のない21世紀を目指して」とのテーマで講演。
「抑止力としての核」というものは幻想であり、実際には核兵器こそ世界の安全保障の敵であると指摘。「核兵器のない世界」は実現可能であり、それを実現しなければ21世紀はない、と強く語った。

〈プロフィル〉

1908年ポーランド生まれ。ワルシャワ大学卒業。アメリカのマンハッタン計画(原爆製造計画)に参加。1944年、原爆開発を続けるべきではないと、同計画から離脱。戦後、「ラッセル・アインシュタイン宣言」(1955年)の起草に尽力。宣言の署名者の一人。1957年パグウォッシュ会議の創設に加わり、初代事務局長や会長を歴任するなど、核兵器廃絶運動を推進した。ノーベル平和賞受賞者。

2005年7月、「原爆投下60年—人間の安全保障の現状」とのテーマで講演。
核と戦争の廃絶には、青少年に「平和の文化」を教育することが特に重要である。この「教育による平和」を進めているのが池田SGI会長であり、被爆60年の今、SGIとともに、核のない世界の実現へ出発したいと呼び掛けた。

スワミナサン氏講演1 大阪・名古屋など県外からも多数が参加
(広島池田平和記念会館で)
スワミナサン氏講演2 広島の「未来の宝」を激励
(同)

〈プロフィル〉

1925年インド生まれ。英国ケンブリッジ大学で遺伝学博士号を取得後、インド農業研究所所長等を歴任。1960年代に高収穫品種の開発・普及に貢献した「緑の革命」を推進。アジアの食糧危機を救ったインド近代農業の父とたたえられる。パグウォッシュ会議元会長。

デクラーク氏講演 講演を通し、広島の青年へ
万感の期待を寄せたデクラーク氏
(広島池田平和記念会館で)

2010年11月、「核兵器廃絶と南アフリカ」とのテーマで講演。
数々の抵抗を乗り越え実現した南アフリカの核兵器廃絶の歩みについて言及。その鍵となったのは、「人々の心の中の脅威をなくすこと」であり、「平和への対話を促進し、信頼を生み出すこと」であったと強調。そして、今こそ、世界の問題群に対して、青年が敢然と立ち上がってほしいと期待を寄せた。

〈プロフィル〉

1936年南アフリカ共和国生まれ。大学を卒業後、弁護士を経て国会議員に。1989年同国の大統領に就任。民主改革路線をとってアパルトヘイト関係法の全廃を実現。後に、黒人指導者マンデラ氏の同国大統領就任とともに副大統領となる。ノーベル平和賞受賞者。

ダナパラ氏講演 「青年と話すのは、未来への投資です」と講演
(広島池田平和記念会館で)

2010年11月、「核兵器廃絶と持続可能な未来」とのテーマで講演。
パグウォッシュ会議とSGIは、戦後一貫して核兵器廃絶のために行動し続けてきた団体と強調。核兵器は非人道的、非合法なものであり、一日も早い「核兵器禁止条約」の制定が必要であり、これを実現するには「皆さんのような青年の力が必要なのです」と訴えた。

〈プロフィル〉

1938年スリランカ生まれ。同国最高学府であるトリニティ・カレッジで教育を受ける。外交官として、ロンドン、北京、ジュネーブなどでの勤務を経験。国連の軍縮研究所所長や国連の軍縮問題担当事務次長等を歴任。パグウォッシュ会議元会長。

マグワイア氏講演 マグワイア氏は、「皆さんの振る舞いに、
池田SGI会長の平和の心が溢れています」と
(広島池田平和記念会館で)

2010年11月、「暴力のない世界を目指して」とのテーマで講演。
北アイルランド紛争の解決に奔走した経験をもとに、平和を創造するためには、暴力ではなく、一人一人の人間の心を結ぶ対話しかないと呼び掛けた。また、青年からの質問に答えつつ、「唯一の被爆国に生まれた皆さんは、核兵器廃絶を世界に訴える説得力を持っている」と、青年への期待を寄せた。

〈プロフィル〉

1944年、北アイルランド生まれ。北アイルランド紛争の渦中、妹とその子ども3人を亡くす。以降、平和運動に力を入れ、1976年に北アイルランドの平和活動家であるベティ・ウィリアムズ氏らと、草の根運動組織「ピース・ピープル」を設立。紛争停止と暴力反対を訴え、世界に波動を広げた。ノーベル平和賞受賞者。

サンチェス氏講演 原爆資料館等を見学した後、
核兵器廃絶への思いを力説した
(広島平和記念資料館メモリアルホールで)

2014年3月、「希望と生の価値のために」とのテーマで講演。
「原爆の子の像」のエピソードに触れ、広島で犠牲になった子どもたちの追悼のために、断じて再び、暴力の炎が人類に降りかからないことを祈りたいと語った。また「核兵器が地球上から姿を消す日まで、私たちは立ち止まってはならない」との信念を述べた。

〈プロフィル〉

1940年、コスタリカ生まれ。エセックス大学政治学博士号取得。コスタリカ共和国企画・経済政策大臣等を歴任。1986年に第43代同国大統領に就任。中米和平の推進に尽力。1988年に「平和と人類の進歩のためのアリアス財団」を創設。2006年には、第48代同国大統領に再任され、平和活動に尽力した。ノーベル平和賞受賞者。

過去の広島学講座(最新10件)

No. 日付 肩書(当時) 講師 テーマ
第172回 2017年2月 国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所 所長 隈元美穂子 平和拠点・ヒロシマの持つ使命~平和のための人材育成~
第171回 2017年2月 広島テレビ放送 代表取締役社長 三山秀昭 トランプ時代の平和の行方
第170回 2016年12月 ジャグラン・レイクシティ大学 副総長 アヌープ・スワループ ノンキリング(不殺生)の選択を
第169回 2016年10月 デンバー大学 教授 ベッド・P・ナンダ 世界から見た ヒロシマの使命
第168回 2016年7月 「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」共同代表 森瀧春子 核と人類は共存できない
第167回 2016年1月 NPO「杉原千畝命のビザ」理事 杉原美智 「命こそ大切」の心を未来へ~杉原千畝の生涯に学ぶ~
第166回 2015年8月 国連事務総長青少年問題特使 アフマド・アレンダヴィ
第165回 2015年8月 広島大学名誉教授 北川健次 ヒロシマからアジアシマ オイロシマ・ワールドディシマへ
第164回 2015年8月 長崎県被爆者手帳友の会 浦邊弘子 被爆者が今、できること
第163回 2015年6月 広島原爆被爆者者援護事業団理事長 鎌田七男 人体影響から見た原爆の非人道性